こんばんは!
いつも応援していただき、ありがとうございます。
apa(あぱ)です(^^)
今日は『既存のものをぶち壊す、余裕を持って前後を楽しむ』について書いていきます。
今回は特別編です。
昨日、村上春樹プレゼンツ山下洋輔トリオ再乱入ライブに参戦してきたので、そのことで学んだことを書き記してみたいと思います。
チケット購入の経緯
以前、この記事で、村上春樹ライブラリーに行ってきた体験談をご紹介しました。
あのときは、本当に素晴らしい体験をできたと思います。
そして、今回はその延長線上とも言える、村上春樹プレゼンツ山下洋輔トリオ再乱入ライブ。
もともと、妻が親知らずの抜糸に行ったあとの、薬局で、このライブの存在をラジオ放送で知り、教えてくれました。
でも、教えてくれたときは、すでに先行募集は終わっていて、
「ああ、縁がなかったな・・・」
と、諦めていたのですが、数日後、
「二次チケット販売」
というのが開始しましました。
そこで、申し込んだものの、あえなく落選・・・
そりゃあ、当選するわけないですよね・・・
後になって考えてみたら、チケットには2種類ありました。
普通の席のチケット8,800円
山下洋輔のサイン入りグッズプレミアムチケット19,800円
で、いくらなんでもサイン入りグッズチケットが通常チケットの2倍以上するなんて暴挙だろう。
と思って、普通のチケット申し込んだんですけど、きっと後者の
「山下洋輔のサイン入りグッズプレミアムチケット19,800円」
のほうが優先して当選していたんでしょうね。
そりゃあそうですよね。
運営側としては、シンプルに言うと、
「高いお金」を払ってくれる人を積極的に当選させたくなりますよね。
若干後悔しました。
とはいえ、まぁ、当選しないのも普通だろうなと思っていました。
でも、なんとなく、まだ次のチャンスがあるんじゃないか?と思い。
この記事で紹介していた、page monitorをライブイベントのページにくっつけておきました。
すると、先週の土曜日・・・
つまり、7月9日に
第三次先着チケット
なる告知がありました。
朝10時にチケットが解禁になるとの知らせ。
でも、よくよく見てみると・・・
「抽選」
じゃなくて、
「先着」
チケットなんですよね。
きっと、第一次、第二次と抽選してきて、複数アカウントで申し込んで複数当選した人が、一方の支払いをせずに余ったチケットを最終販売として「先着形式」で販売したんでしょうね。
ということで、朝10時パソコンの前に座って速攻申し込み。
「抽選」
って、特に多くの人が申し込むようなイベントでは、あまり当たった試しがないんですけど・・・
こういう、「パソコンでの先着」っていうのは、今までレコード購入競争で鍛えられてきたので、あるていど、知識と対応力がありました。
ということで、速攻で申し込んで購入。
手続自体は2分くらいで完了したのですが、完了後にもう一度画面を開いてみたら、もうsold out。
売り切れになっていました。
ものの5分くらいで(おそらく第一次、第二次の余ったチケットが)売り切れました。
すごい競争率・・・
ということで、なんとかチケットを購入。
昨日、無事、村上春樹プレゼンツ山下洋輔トリオ再乱入ライブに参加してきました。
もともと、学生時代から村上春樹の本は好きでしたし、村上春樹の長編小説はすべて読んできました。
山下洋輔もジャズを聴き始めたときから好きで、10年くらい前には一橋大学で開催されたライブにも参加しました。
どちらも馴染み深い二人の演奏、話を生で聞けて良かったです。
余談ですが・・・
チケットを購入したとき、チケット番号に、
「お、1階K列!いい席じゃん!K列だから後ろのほうかもしれないけど、2階席より遥かにマシだ!」
と思っていたのですが、会場について席を確認していたら、バッチリ「2階席」と書いてありました。
チケットが手に入った興奮で、目が「2階席」というのを盲目にしていたみたいです。
会場でチケットを確認したときの落ち込みようと来たら・・・
村上春樹プレゼンツ山下洋輔トリオ再乱入ライブに参加して学んだこと
前置きが長くなりましたが、村上春樹プレゼンツ山下洋輔トリオ再乱入ライブに参加して学んだこと。
ライブ、トークから学んだことやその前後で学んだことを書いていきます。
既存のものをぶち壊す
ブレブレですみません
昨日のライブですが・・・
凄まじかったです。
オープニングアクトで、早稲田大学のモダンジャズ研究会が演奏してくれたんですけど、それもすごくよかった。
だけど、その後に始まった山下洋輔トリオの演奏がもう圧巻。
もともと、このCDに収められている、1969年当時、学生運動が中心となっていた早稲田大学でのゲリラライブの再現ライブ。
先程も書きましたが、山下洋輔さんのライブを生で聞くのは10年以上ぶりでしたが圧巻。
御年80歳とは思えないほどのエネルギッシュな演奏でした。
すさまじい。
そして、ピアノ、ドラム、アルトサックスの息がピッタリ。
普通の「ジャズ」ではなくて、「フリージャズ」なので型なんていうものはありません。
演奏後の村上春樹さんからの質問で、
「小節とか考えているんですか?」
と、訊かれ、山下洋輔さんは、
「いや、全く考えていません。到達できるところまで、いくところまで行ききったらそこでドラムやサックスとタッチする。」
と言っていました。
なので、ゆったりとしたジャズを楽しむというのとは違いますが、
「生命の放出」
というのを感じる凄まじい演奏でした。
でも、村上春樹さんもおっしゃっていましたが、レコードやCDで聴いてもあの迫力は伝わらないんですよね。
ライブで聴くからこそ、実感できる迫力、パワーみたいのがあります。
これは本当に生で聴かないとわからないよさです。
さて、話を戻して。
昨日のライブで学びになったこと。
昨日、会場に来ていた、京都大学の前総長でゴリラ研究の第一人者、山極 壽一さんが山下洋輔さんに質問されていました。
「今の若者たちはストレスや怒りを発散させる場がない。そういう若者たちはどのようにして、怒りやストレスを発散させるべきだと考えますか?」
という質問に対して、山下洋輔さんは、50年前の当時のエピソードを振り返りながらまとめとして、
「僕たちが50年前に演奏をしたときは、『既存のものをぶち壊す』という意思で立ち向かっていた。」
ということを仰っていました。
直接的な言葉では言っていませんでしたが、きっと、今の若者たちも、既存の常識、固定概念を打ち破って新たな何かを生み出す。
いわゆる、「創造的破壊」をしていくことが大切と言いたかったのではないか?
と解釈しています。
僕が「創造的破壊」という言葉を知ったのは、和佐大輔さんと原田翔太さんのセミナーからだったのですが。
まさに、山下洋輔さんの演奏を聴いていると、そんな「創造的破壊」という言葉がピッタリと当てはまるように感じました。
何かを生み出すために、何かを破壊する
何かを破壊することで何かを生み出している
でも、それは決して、音楽や小説の世界だけではなくて、普段生きている僕たちも、体現することができるのかもしれない。
仕事やビジネスにおいて、創造的破壊をする。
既存の常識をぶち壊すことで新しい何かを生み出すことができるのかもしれない。
要するに昨日の凄まじいライブを受けて、
もっと既存の常識や考え方にとらわれない、新しいセンシティブな行動を心がけていくことが大切と学びました。
余裕を持って前後を楽しむ(二兎を追うものは一兎をも得ず)
そして、もうひとつ、今回のライブ演奏とは直接関係はないので、軽く触れる程度に留めますが・・・
今回、ライブに行く前にレコード売却とラーメン屋に行きました。
(めちゃくちゃうまい!)
で、そのせいで時間を食ってしまい、会場についたのはややギリギリ。
しかも雨も降っていて足元も悪いし、なんだか電車もわかりづらく迷ってしまったりで・・・
会場に行くだけで疲れてしまいました。
改めて、こういうイベントに参加するときは、複数予定を入れないほうがいいんだな、と。
なんだったら、早めに会場周りについて、あたりを散歩したり、ゆっくりとカフェで寛いだり。
そうして、開始前後に余裕を持っていれば、演奏前後を楽しむことができたんじゃないかと。
余韻ももっと多かったんじゃないかと思いました。
更にいうと、帰りの電車が激混みになるのも嫌で、電車の時間ばかり気にしてしまっていました・・・
いけないですね。
二兎を追う者は一兎をも得ずの気持ちで、なにかイベントが有るときは複数の予定を入れないようにしよう。
目的はひとつだけに絞ろうと学びました。
残り物には福がある(最後でいい)
もうひとつ。
さっきも書いたように、終演後、激混みになるのが嫌で、そそくさと会場をあとにしてしまいました。
まぁ、会場から家まで1時間半くらいかかるし、雨もすごかったので仕方ないといえば仕方ないのですが・・・
あとで、ツイッターで、
「再乱入ライブ」
と検索してみたら、終演後に、写真撮影タイムがあったことが判明。
村上春樹さんや今回の出演者がこぞってステージに戻ってきて、写真を自由に取れる時間があったみたいです。
これはツイッターで挙げていた人がいたのを借用
本当に悔やまれる・・・
村上春樹さん、山下洋輔さんのライブは今後もあるかもしれませんが、この2人、及び、伝説の山下洋輔トリオを交えて同じステージに姿を表すことなんてもう二度とないと思います。
たぶん)
それは、レコードを売却に行った、以前から良くしてもらっているこちらのレコード店
の店員さんとも話していたこと。
そんなメンバーの写真撮影タイムがあったなんて・・・
考えてみたら、最近、そういう、変に焦ってしまう部分があったな、と。
電車に乗っていたら、
「できるだけ早く降りたい」
と思い順番に並んだり、
映画館でも上演終了後、我先にと先に帰ろうとしていました。
節操ない。
余裕がない。
そんな感じでした。
でも、昨日に関しては、余裕を持って、
「なんだったら会場出るの、最後でもいいじゃん。」
くらいの気持ちを持っていた人が、その写真撮影会にありつくことができました。
考えてみたら、ロマンスカーに初めて乗った当初もそうでした。
みんな、目的の駅が近づくと、我先にと先に席を立って電車を降りようとしていました。
でも、最初の頃はギリギリまで座って、せっかく別料金を払ってゆったりしているのだから降りるのだって最後でいい。
と、余裕を持っていました。
でも、最近、そうした心の余裕というか、ゆとりを失っていたなと思います。
そのせいで、終演後の写真撮影タイムを見逃すという大失敗を起こしました。
ライブそのものはすごくよかったので後悔はないのですが、そこが悔やまれるところ。
なんだか矛盾しているようですが・・・
既存のものをぶち壊す、革新的な行動が今、求められているけれど。
そういう、既存物をぶち壊す革新的な行動をするためにも、
心の余裕というか、ゆとりというか、「最後でいい。」という気持ちの広さが必要なんじゃないかと思いました。
それは、アフィリエイトにも言えることなのかもしれません。
まとめ
なんだかいろいろ学びのある一日でした。
とにかく、ライブは凄まじく圧巻。
文句なし。
なんだったら、10年以上前に山下洋輔トリオのライブをみたことがあるけど、山下洋輔さんが80歳になった今のほうが、エネルギッシュでセンシティブな演奏をやっているように感じました。
すごすぎです。
同時に、
既存の何かをぶち壊すような革新的な行動をすること
なにかイベントが有るときは目的を一つに絞ること
「最後でいい」という心のゆとりを持って臨むこと
の重要性に気づきました。
普段やっているアフィリエイトにおいての余裕の無さもここで出てしまったのかな・・・と。
また、休みの日はギリギリまでゲームをやって、休日を潰してしまっているような。
そういう普段の行動が、今回の失敗につながったのかなと反省しています。
とにかく全般的に、日常生活を見直していくことが大切と実感した一日でした。
今回のライブ、7月19日まではオンラインで配信されているので、興味がある方はぜひ見てみてください。
すさまじいですよ。
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