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apa(あぱ)です(^^)
今日は『TBSラジオMeet Up株式会社タニタ、谷田社長のお話2』について書いていきます。
TBSラジオMeet Up株式会社タニタ、谷田社長のお話2
さて、今日は前回に続いて、TBSラジオMeet Up、株式会社タニタ、谷田社長のお話の2回目の内容を書いていきます。
前回の内容はこちら。
うーん、とても勉強になりました。
ガムシャラに
まず学んだのがガムシャラにやる重要性。
前回の話で、2007年当時谷田さんはアメリカにいました。
そこで、当時社長だったお父様から「取締役になるように」と言われて、
2008年に突然社長に就任します。
家系なんだから既定路線だろう。
と、考えがちですが、ご本人からしたら青天の霹靂。
まさか自分が社長になるとは思っていなかった。
兄弟がいるので、そちらが社長になると思っていらしいです。
なので最初はプレッシャーしかなかった。
谷田社長がアメリカに行く前は体脂肪計はタニタしかありませんでしたが、
日本に帰ってきたらたくさんの競合他社ができていました。
そのこともありとにかくプレッシャー。
眠れない毎日。
倒産して従業員の前で土下座する悪夢に毎日のようにうなされていたそうです。
だからこそ、最初の数年はやることは何でもやってガムシャラに取り組んだそうです。
同じ体験をできる人なんてほんの一握りだと思うんですけど、
でも、僕たちだって追い詰められた状況、辛い状況。
毎日悪夢にうなされるような状況でも、漠然と判然とやるのではなくて、
ガムシャラにやらないとならない。
そのことを学ばされる内容です。
今の状況。
うまくいかない現実を顧みると嘆きたくなることもありますが、
「ガムシャラにがんばる重要性」
というのを改めて感じさせられます。
何が点になるかわからない
前回の話でも、
「点と点がつながり線になる。」
という話がありましたが、まさに今週の話もそれが主でした。
最初は谷田さんは社長に就任した当時、目につくものは片っ端から改善、改革に励んだそうです。
そのあとに新しいレシピ本、タニタの社員食堂という本を出したのですが、
これもまさに、点と点がつながって線になった結果の一つ。
最初は、「体重科学研究所」というのをつくり、肥満の方を痩せさせましょう。
というコンセプトで専用の食堂を作った。
痩せるためのメニューを始めたのはそれがキッカケでした。
ところが、その体重科学研究所そのものは赤字で閉めることになってしまいました。
で、残った食堂の跡地を社員食堂とすることに。
その社員食堂が注目を集めて、NHKのサリーマンネオという番組の「世界の社食から」というコーナーで、
「紹介させてもらえませんか?」
というオファーがあり快諾。
その結果、タニタの社員食堂が脚光を浴びて試しにレシピ本を出版してみることに。
それがまさかの542万部の大ベストセラーに。
谷田社長が考えるに、なぜそこまでタニタの社員食堂のレシピ本がヒットしたのか?
というと、その当時は一食決まったレシピを出す本がなかった。
おかずとか小鉢の本ばかりだったから。
「今日の献立どうしよう?」
が主婦の一番の悩み。
タニタの社員食堂の本はアレンジの余地がなく、
ただレシピに従って作ればいいだけ。
そこがヒットの要因だったそうです。
でも、その出版が原因で、お客様からのまさかのクレーム。
「ぜひタニタの社員食堂の料理を食べたいんですけど、お店はないんですか?! 」
と。
それで出したのがタニタ食堂だった、というわけです。
つまり、
- 体重科学研究所というサービス目的で食堂を開設
- 赤字続きでサービス終了
- 余った食堂をタニタの社員食堂として利用
- NHKの「世界の社食から」で紹介され一躍脚光を浴びる
- 「タニタの社員食堂」というレシピ本を出版
- 542万部の大ベストセラーに
- お客様から「実際に食べられるお店はないの?」というクレーム
- タニタの社員食堂の店舗を開店
- 大ヒット!
こういう流れ。
ラジオの中で谷田社長もおっしゃっていましたが、
これをすべて、
「計算尽くでした。」
といえれば格好いいんだけど、決してそんなことはなく。
どれも行き当たりばったりで始めた結果、思いがけない方向に進んで成功につながったそうです。
本当に、何が点となって何が線となるのか?
世の中わからないものだなと改めて学ばされました。
失敗を恐れぬ行動力
とはいえ、それらの結果は決して運否天賦で点が線につながったわけではなくて。
谷田社長の失敗を恐れぬ行動力が起因しています。
最初、「タニタ食堂」というお店を開店する前、社員から一斉反対を受けたそうです。
そのとき、以下3つの理由で、反対を押し切ってお店を開店することに決めたそうです。
その理由とは、
- お客様の求める声が大きかった
- 社長に収入してすぐで、今まである事業はすべて父の事業の延長戦。失敗するなら最初にしよう
- 社外に向けてもメーカーがサービス業をやっていたら度肝を抜くだろう
これらの理由で社員の反対を押し切ったそうです。
中でも2つめの、
「失敗を恐れない姿勢」。
とはいえ、冒頭で書いたように悪夢にうなされるほどの恐怖を感じてはいたんだと思います。
でもそれはそれ。
やるときはやらないとならない。
失敗したとしても進まないとならない。
結局そういう、覚悟があったからここまで進むことができたんだと思います。
谷田社長のお話からそのような覚悟や決意が垣間見られました。
人に楽しく働いてもらった方がいい
本当に、僕はタニタの会社のことは今までほとんど知りませんでしたし、今も能動的にリサーチをしていないので具体的には知らないのですが、タニタで働いている人はうらやましいな、と思ってしまいます。
メインパーソナリティーの岩瀬さんから、
「今、谷田社長が一番力を入れていることは何ですか?」
という問いに対して、谷田社長は、
「働き方」
と答えました。
最初は理詰めで人を動かそうとしていた。
だけど、理論を回しているのは人。
楽しく働いてもらった方がいい。
そう考えて、社員が個人事業主となる形にするため、
雇用契約から業務委託契約に切り替えた。
いいサービスを作る環境を作るのに苦心している。
そうして意識改革が始まれば、きっと人は変わるんじゃないか?
と思って先んじてやっている。
とおっしゃっていました。
昔気質の会社では、やっぱりいまだにトップダウンの会社が多いんじゃないかと思います。
だけど、タニタは違います。
ひとりひとりが、個人事業主だから
与えられた仕事をこなすだけではなくて、
自分で考えながら働かないとならない。
人にすべて指示してもらった方が楽。
という人にはタニタは向かないかもしれませんが
自分で考えて働くことに生きがいを感じる人にはピッタリの会社といえます。
そうして、社員に楽しく働いてもらうための工夫を目一杯凝らしている。
だからこそ、タニタはいまだに第一線を走り続けているんだろうなと思いました。
タニタでは、社員に楽しく働いてもらうことをモットーに会社を作っているそうです。
ミッション&精神の筋トレ
ただ、社員に楽しく働いてもらうというのは、言うは易く行うは難し。
それができているのはなぜなんですか?
というメインパーソナリティーの岩瀬さんの質問に対して、
直接の言葉にはされませんでしたが、
「ミッション」の重要性を語られていました。
本人の意識、やる気、これがやりたい、
こういう風に世の中を助けたい、
これが社会のためにつながっている、
そういう崇高なものがあれば辛いことでも乗り越えられる。
そういうマインドチェンジをしてもらうことが鍵だと思っています。
ということをおっしゃっていました。
そして、
「仕事をお願いするときの士気の高め方はなんですか?」
という質問にたいして、
結局人間は『育たないと』できないので、
筋肉を増強しようと思ったら筋肉痛になって元に戻らないと強くならない。
精神も全く同じ。
僕自身最初は1プロジェクトしか回せなかった。
そこでやり続けてそれ以上のことをやって能力がつく。
今はそういうことを言うと、やる前から
「ブラックだからやめたほうがいい」
という風潮になっているけど、本当はその両軸が必要なんです。
ということを。
つまり、社員が育つには、
- 崇高なミッションを心に抱いてマインドチェンジすること
- 筋トレのように精神を鍛えて強くすること
この2つが必要とおっしゃっています。
確かに、今は「ブラック企業」という言葉が専攻して、
度を超えて辛いことをやるのは悪とされています。
もちろん、限度はあるものの、ある程度辛くてもやはりそれを乗り越えないと先は見えてこない。
あらためてその重要性を学ばされました。
新しいアイデアや面白い柔軟な発想を生み出す秘訣
また、アイデアを生み出す秘訣として、谷田社長は漫画とかアニメから着想を得ることが多いそうです。
とはいえ、キャラクターとかではなくて、
推理戦、心理戦、
自分が思っていない落ち。
何でこういう形になったんだろう?
そういうストーリーの展開の仕方から、
普通ならこうこうこうやって販促する。
という部分を、
でももっと考えられるだろう。
と発想を広げる。
仕組みとかなりきりとかでもいいから漫画やアニメなどの
ストーリーテリングから着想を得る。
ということをおっしゃっていました。
なるほど。
アニメや漫画のストーリーの展開の仕方から
ビジネスの発想の仕方を学ぶ。
つまり、考えながら漫画やアニメを見る。
という考えはすごく参考になります。
ちょうど今、夢をかなえるゾウの本を読んでいるのですが、
その中で、
どんな点が工夫されているのか?
考えながら飲食店などのお店でサービスを受ける。
重要性が語られていました。
そんな感じで、受動的ではなくて能動的にサービスを受ける。漫画やアニメを見る。
そういう思考の仕方がタニタの発展の礎になっているのかもしれません。
まずやってみて理論はあとから
谷田社長はその考えのもといろいろなことを実践されているそうです。
飲み会の席などで盛り上がって
やれそうな企画が浮かんだら、
まずはやってみよう。理論はあとからついてくる。
そのように社員と自分自身に発破をかけて事業を軌道に乗せることが多いそうです。
これ、僕たちも本当に学ぶべきことなんでしょうね。
いつも、うまくいかないこと、足りないことばかり考えて、見てしまって二の足を踏んでしまうことが多いですが・・・
まずはやってみる。
足りないものはあとから足せばいい。
理論はあとからついてくる。
その考え方で動いていくことが本当に重要なんだと改めて感じました。
今後の展望
最後に谷田社長は今後の展望を語られていました。
ビジネスの展望は日本の経済の活性化。
国民一人一人がお金を稼げる能力者になるために、
どんどん働いて欲しい。
そういうことに共感していただける方に、社内社外問わずコラボして、
日本の経済活性化に貢献して、外資活性でみんなハッピーになりたい。
そのように仰っていました。
本来、大企業の3代目ということで、あぐらをかいても決しておかしくないと思います。
だけど、谷田社長はそんな立場に甘んじることなく常に先を先を見ている。
社員一人一人、国民一人一人の成長と幸せを夢見ている。
だからこそ、これだけ壮大なことを同道とで着るんですね。
もちろん、僕たちがすべてこれらを真似ることはできませんが、
ただ、目の前の物事だけではなくて俯瞰して考える。
抽象度を上げて、
「もっと世の中に、社会に貢献していくことをする。」
そういう視点を持つ重要性について改めて考えさせられました。
最後にこの言葉をおっしゃっていました。
辛いこともあるけど、今は辛いより楽しい。
一皮むけていく社員を見ているとそれだけで楽しい。
ということをおっしゃっていました。
本当に、抽象度の高い、視野の広い俯瞰した立場で物事を見ているからこそ、
そうして人のことをしっかりと考えられる、行動できるんだなと改めて思いました。
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